妄想(7)

どうも!俺はワカメ!わりと普通の男子そんな感じ!



目蓋を開ける。
今日は新学期初日。要は新学年と言う奴だ。
体内電源を入れ起き上がろうとする。しかし、いつもと違う左腕の感触に違和感を覚える。。。



「ん?何か腕が重いな。何か付いてんのか・・・?」



そうして左腕を確認する俺。



「あうぅ。ああ、ワカメぇ。お早うなのです・・・。」
「え?ちょっ、おまっ!」                    せーの。





「何でお前が居るんだよ!!」





いやいやいや。おかしいおかしい。
何で羽入が俺の隣に居るんだ!?肌蹴たぶかぶかの白パジャマを着て俺の左腕を枕に添寝って!!爆死するわ!!
いや待て、そんな事は今は置いとけ!何故!何故此処に羽入が居るのかが問題だっ!


「おいはぬー。もっかい言うぞ。何でお前いんだ?」
「あぅ?ワカメは昨日の夜を覚えてないのですか?」
「き、昨日の、夜・・・だと?」
「はい。ボクがワカメの家に遊びに行った時、もう遅いからって泊っていけよという感じになって、そのままワカメが強引に・・・」
「うわー!!何の冗談だ!!そういう観覧者が減るようなコメントは止めろ!!」
「あぅ。冗談なのですよ。」
「なっ!」
「ふふ。朝から顔を真っ赤にして・・・。ワカメも中々可愛いのです!」
「ぬぐぉ! /// こいつ、完全に遊んでやがるっ!」
「でも御泊りまでは本当なのですよ。前ボクが風邪を移してしまったのでお見舞いに・・・。」
「あぁ。そういえばそんなことも有ったな。(詳しくは妄想(6)を参照)」
「さて、地味に朝御飯も作っておいたのですよ。」
「おぅ。悪いな。」




羽入と一緒に食卓を囲む。因みに両親は出稼ぎとか言う有りがちな設定だ。




「うん。中々美味いぜ。ん、ちょっとそこの醤油とってくれ。」
「あぅ!」
「(むしゃむしゃ)」
「・・・。」
「(むしゃむしゃ)」
「ワカメ。」
「ん?」
「なんかこうやってると、新婚さんみたいですね。」
「なっ! ///」
「ふふ、照れなくてもいいのですよ。決まっていることなのですから。」
「この!    ・・・・・・・。
           まぁ、お前は俺が絶対幸せにしてやるけどな。約束だ。」
「はい。約束はもう果たしてくれていますのですよ。」
「もっと幸せをくれてやんよ。。。」
「はい。」


「・・・。」
「・・・。」


「 //// 」
「 //// 」
「は、羽入!」
「は、はいなのです!」
「もう登校時間だ。行こうぜ。」
「ではおでかけ前のキスなのですね。」
「は!?」
「ボクに幸せをくれるんじゃないのですか?」
「す、するかボケッ!!」
「全く。ワカメは照れ屋さんなのです!」


俺は急いで玄関のドアを開ける。


「うるせー!!もう行くかんな!」
「あぅ。待ってなのです!!」
「うるせーー!!」


























今日もアツアツホカホカ。
羽入と俺の何気ない日常。。。







好き・・・。









ノシ
EDテーマはRADWIMPSで「傘拍子」

自分で妄想シリーズを読むたびに観覧者の感想が気になる・・・。俺の評価はどうなっているのかww