妄想(4)
どうも!俺はワカメ!わりと普通の男子そんな感じ!
俺が転校してきて初の休日、親交を深めるためにクラスで市民プールに行くことになったんだ!
全く!余計な馴れ合いなんてっ・・・全っ然、嬉しくなんか無いんだからねっっ!!
因みにメンバーは俺、羽入、K島先生、その他モブである。
「ふぅ。K島先生の体目当てで来たはいいが、羽入の奴着替えるのにどれだけ時間食ってるんだよ。貴重な鑑賞時間がもったいないぜっ!!」
嫁登場
「ワカメ〜!お待たせなのです〜☆ 僕の水着姿はどうなのですか??」
「お前なぁ!どれだけ人を待たせるつもり・・・・っ!!」
「・・・・////」
「・・・あぅ? どうしたのですか??」
「いや・・・。何でもねーよ。うん。 (いや、コレやばくないか?属性が豊富な水着の中、市民プールにスクール水着という面白味も無い化粧に、ゆえの王道を選ぶ事によって、白色にコーティングされた科学繊維のポリエステル達が幼さを隠しきれない羽入の体を包み込み、シャワー時にしみ込んだであろうH₂Oがなだらかに形成されたまるで国東半島を思わせるようなボディーラインを一層引き立てる!太陽光斜め80度からの光を浴びてロングヘアーを風に靡かせ、若干縮こまりばがらの上目づかいは破壊力抜群である。)」
「ほら、とりあえず流水プールにでも行こうぜ!せっかく来たんだかいっぱい泳がないとな!!」
「あぅ!たくさん遊ぶのですよー☆」
この後、水の掛け合いとかしながら小一時間遊んだときに事件は起こった!
「あぅ〜!!!!!!」
「!!これは羽入の鳴き声!どうした!!羽入ぅ!!どこだーー!!」
有ろう事に羽入はプールに映った太陽がシュークリームに見え、頑張って食べようと必死になっている間に息をするのを忘れてしまったのである!! ←?
つまり溺れてしまったのである!!!!
「ちょっ!!マジかよ!!羽入!!息してねぇ!!
やばい!!ヤバイよK島先生!!こういう時どうすればいいんですか!!??」
「そりゃ・・・お前。 人工呼吸でしょ。」
「は?」
「いや、だから人工呼吸。人工呼吸人工呼吸人工呼吸」
「・・・。いや、俺がやるんですか!?」
「そりゃそうだろ・・・。夫だもん・・・。」
「もっともな理由か!!
いや、無理ですって!俺キスとかしたこと無いですし!!それにやり方も良く分かりません!!!」
「気道は確保してあるから、後は鼻つまんで吹きこむだけだよ。
それにキスとかじゃなくてたんに唇が触れるくらいに思えばいいじゃないの。人を助ける気持ちでさ!!!」
「なんでそんな冷静なんですか!!?これはあれですか!!?
フラグですか!?フラグなのか羽入さん!!!!とにかく無理ですって!!」
「バカヤロー!!」
そこにK島先生の熱い鉄拳である!!
「お前は今一つの命を背負ってるんだよ!!命に違い何てない!!皆誰だって死にたくはないんだ!!辛いことが有っても蹲って蹲って明日を信じて皆生きてるんだ!!心臓は何でドクンドクンって音を発するか知ってるか!!今俺は此処にいる!!!全世界で一人しかいない俺は今此処にいるって!その証明を時に刻みこめるために音を出してるんだよ!!お前は今一つの可能性を開くことも出来るんだ!!結果がどうなろうと、今自分に出来る事を精一杯やるのが人生ってもんだろ!!お前の選ぶべき道は今逃げることじゃない!!美しき尊い命を救ってやることなんじゃい!!そのためにはキスの一つや二つ!未来の嫁のためにくれてやらんかぃっぃぃいいいい!!」
ドギャーーァアアアアン!!!!
「ぐっはぁああああああああ!!!!!!!!」
「先生・・・。
分かりました!
俺、
やります!!!!」
ふぉぉおお!!!
「やれやれー!やったれーー!!」
「ええええ!!!!ちょっ!!!何そのノリ!中学生かよ!!
つか地味にK島先生キスって言ってるし!!しかしこのK島先生、ノリノリである!」
「キース!」
「キース!」
「キース!」
何かしらない人達からキスコールを浴びせられた俺はしぶしぶ人工呼吸体勢へ。
ドクンドクン!
ドクンドクン!
ドクンドクン!
俺の唇が重なる刹那。
羽入が目を開けた。
「え?」
「あぅ?」
「・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
結局このあと羽入は別に何とも無いことが判明し、俺は少女の寝込みを襲うとか何やらでカツ丼コースになったという・・・。
毎回しまらないオチである。。。
次回作に期待!!!
ノシ
どうも!俺はワカメ!わりと普通の男子そんな感じ!の元ネタ↓
Do you know oyashirosama?